シナプス技術者ブログ

シナプスの技術者公式ブログ。インターネットで、鹿児島の毎日を笑顔にします。

「Cisco Packet Tracer」をさわってみました

シナプスの技術部ネットワーク課の福山と申します。

「Cisco Packet Tracer」というネットワークシミュレーションツールを少しさわってみました。

Cisco Packet Tracer とは

シスコシステムズが設計したクロスプラットフォームのビジュアルシミュレーションツールで、 ユーザーがネットワークトポロジを作成し、最新のコンピューターネットワークを模倣できるように します。

Packet Tracer - Wikipedia

ダウンロード方法

1.以下のサイトにアクセスし、「Packet Tracerのダウンロードに登録する」をクリック

Cisco Packet Tracer - Networking Simulation Tool

f:id:synapse_tech:20200308192319p:plain

2.「Sign up today!」にマウスをあてると出てくる「English」をクリック f:id:synapse_tech:20200308192426p:plain

3.名前やメールアドレスなど入力して「送信」をクリック f:id:synapse_tech:20200308192504p:plain

4.「アクティベーションメールを送信しました」とメッセージが表示される f:id:synapse_tech:20200308192525p:plain

5.先ほど入力したメールアドレス宛に以下のようなメールが届くので、「はじめに」をクリック f:id:synapse_tech:20200308192543p:plain

6.アカウント作成画面が表示されるので、パスワードなどを入力して「登録」をクリック f:id:synapse_tech:20200308192600p:plain

7.シスコのサインイン画面でメールアドレスを入力し、「次へ」をクリック f:id:synapse_tech:20200308192620p:plain

8.パスワードを入力し、「サインイン」をクリック f:id:synapse_tech:20200308192636p:plain

9.都道府県や生年月日などを入力し、「Create Account」をクリック f:id:synapse_tech:20200308192655p:plain

10.下の「PACKET TRACER」をクリック f:id:synapse_tech:20200308192714p:plain

11.ご自身の環境にあわせたファイルをダウンロードしてインストール f:id:synapse_tech:20200308192734p:plain

使ってみた

起動時

起動の際に先ほど登録したメールアドレスとパスワードでサインインします。 f:id:synapse_tech:20200309140518p:plain

トポロジー作成

デバイスやケーブルは左下のアイコンから選択して簡単に設置できます。 f:id:synapse_tech:20200308201600p:plain

オプション設定

デフォルトではデバイス名が図に表示されたままなので、[Options]-[Preferences]で 「Show Device Model Labels」のチェックを外すとデバイス名の表示が消えます。 また、「Alwaves Show Port Lavels~」にチェックを入れると使用しているインターフェース名 が表示されるので、自分の使いやすいようにカスタマイズできます。

デフォルト f:id:synapse_tech:20200308201622p:plain

変更後 f:id:synapse_tech:20200308201639p:plain

CLIで設定

操作したいデバイスをクリックするとウィンドウが開くので「CLI」のタブをクリックします。 この画面でCLI操作できます。 f:id:synapse_tech:20200308203201p:plain

少し残念

大抵の基礎コマンドは使えますが、route-map のコマンドなどは使えないようです。 f:id:synapse_tech:20200308204122p:plain

感想

普段はネットワークシミュレーションツールとして「GNS3」を使っているのですが、IOSの準備が 必要だったりするので、手軽にさわるには「Packet Tracer」はいいツールだと思いました。 また、「GNS3」だとVLANの作成が、なせかVLANデータベースモードになるのですが、「Packet Tracer」 だと、グローバル設定モードで設定できるので、VLANの練習などにもよさそうです。 あとは使えるコマンドが充実してくると、かなり使えるツールになると思いました。