シナプス技術者ブログ

シナプスの技術者公式ブログ。インターネットで、鹿児島の毎日を笑顔にします。

ガイドラインと運用ルールを決めた話

シナプスの田畑と申します。webサイトの運用と制作を担当しております。

今回はこの技術ブログを公開するまでにガイドラインや運用ルールをどのように決定したかについてご紹介したいと思います。

ガイドラインについて

まずは記事を書くためのガイドラインを考えました。

複数人で記事作成を行うので、内容や書き方ににブレが生じないように基準が必要です。 ガイドラインではテーマ、本文、注意するべき点などスタッフの記事作成の際に守ってもらうことを決めました。

テーマの決め方

ブログのテーマはスタッフ各自で考えてもらうのですが、難しいという意見も出たので、ガイドラインで触れることにしました。 技術系のブログを見ると「〇〇を試してみた!」「〇〇をやってみて分かったこと」「〇〇イベントに行ってきました」というタイトルをよく見かけます。

まとめると以下のような内容で書くと良さそうです。

  • 実際に試してみたこと
  • 調査したこと、失敗談
  • イベントの参加レポート

また、何についての記事なのか見てすぐわかるように、タイトルには固有名詞(製品名、サービス名、技術名、機能名、イベント名など)を入れることとしました。

本文の書き方

  • 主題(テーマ)はタイトルと呼応しているもの、ひとつに絞る
  • 文字数は2000文字程度以下
  • 読みやすいように段落ごとに見出しをつけ、記事の上部に目次を配置する
  • Markdown記法

ブログの最適な文字数などは1000〜2000字など幅があり迷いましたが、ソースコードを貼ると文字数は簡単に増えてしまうので、目安としてとりあえず2000文字としました。テーマをきちんと伝えることができれば文字数はさほど問題ないと考えています。

他には禁止事項として、はてなブログのガイドラインに加え、「宗教・政治に関わる内容を掲載しない」も追加しました。

引用のしかた

記事を書いていく中で、参考になった他のブログ記事の内容やコードなどを紹介したい場合があると思います。

しかしブログやwebサイトは制作者の著作物なので、コピーして自分が書いたかのように見せてしまうと著作権侵害にあたります。

記事内でブログやwebサイトを紹介するにはどうすればいいのか調べました。

著作権法では,一定の「例外的」な場合に著作権等を制限して,著作権者等に許諾を得ることなく利用できることを定めています(第30条〜第47条の8)。

引用元:著作物が自由に使える場合 | 文化庁

ルールを守れば著作権者に許可を得なくても利用できるようです。具体的には以下のようになっています。

他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。

(1)他人の著作物を引用する必然性があること。

(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。

(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。

(4)出所の明示がなされていること。(第48条)

引用元:著作物が自由に使える場合 | 文化庁

これらを踏まえて以下のことをガイドラインへ盛り込みました。

  • 引用タグ(blockquoteqタグ)を使うこと
  • 引用した文章が自分の文章よりも多くならないこと
  • 引用元や出典元を明記すること
  • 引用内容や文言を変えないこと

カテゴリー

はてなブログにはカテゴリーをつけることができます。 基本カテゴリーはとりあえず4つに決めました。それに記事内の技術名をカテゴリーとして追加していきます。

  • イベント・勉強会
  • 技術(デザインも含)
  • セキュリティ
  • おしらせ

カテゴリーはいくつも追加できるようですが、記述ミスや大文字小文字違いによるカテゴリーの増殖(例えばhtmlとHTMLなど)を防ぐために事前に使われているカテゴリーをよく確認して各自設定することとしました。

運用ルールついて

次に大人数でブログを円滑に運用して行くには運用ルールを決める必要があります。

月に何回記事を書くか、記事を作成する手順などについて以下のように取り決めました。

記事の公開

まずは月に2件記事公開を目標にします。

イベント告知やお知らせなどはその都度公開していきます。 また誰がいつ書くかを半年先まで決めて部署内で共有しました。イベントレポートは参加者の中から指定した人に書いてもらいます。

記事作成手順

  1. 担当メンバーにて記事の下書き作成
  2. 別メンバーによる技術検証チェック
  3. 内容チェック
  4. ガイドラインチェック
  5. 管理者権限のメンバーで記事公開

2〜4でチェックが済んだらタイトルにチェックした人の名前を入れる方法でチェック済みの目印にすることにしました。記事作成者本人以外に3人のチェックがはいることになります。 「チェック済」などのカテゴリーを利用する案も出ましたが、公開している記事のカテゴリーしかカテゴリーとして扱われないようなので見送りました。

ブログメンバーの権限

  • 管理者 4名
  • 編集者 上記4名を除く技術部全員

はてなブログの場合はブログメンバーになれば、それぞれでログインして記事作成ができるので、メンバー全員をブログメンバーへ追加することにしました。

help.hatenablog.com

公開後に内容に修正が発生した場合に寄稿者だと編集できないので、自分の記事は自身で管理してもらいたかったのでブログメンバーは編集者と設定しました。

さいごに

これらのガイドラインや運用ルールに沿って技術ブログの運用を行っていきます。

最終的にガイドラインについては項目が多くなったため、必須項目と分けました。全てに対応すると記事作成自体がスムーズに進まないと判断したからです。

今回の運用ルールとガイドラインを決めるためにメンバー全員で何回か打ち合わせを行いました。一人では考えが及ばない部分なども指摘してもらい、今のシナプスの業務体制に沿ったルールが出来上がったと思います。 運用していく中で問題が発生したらその都度見直す予定です。

今後ともシナプス技術ブログをよろしくお願いします。